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加藤さんへ
ご利用ありがとうございます。
まずは、簡単な部分からお答えします。
>まず確認として、JRDBデータについて説明されているpdfのIDMの算出式、
>
>IDM=素点+ペース+斤量補正+記憶要素
>素点=(基準タイム-走破タイム)*距離差*10+馬場差+基本値
>記憶要素=出遅+不利+位置取り+レース内容
>
>の各要素(IDM,素点,馬場差,ペース,出遅,位置取り,不利,レース内容)は,SECデータの仕様書にある項目(IDM,素点,馬場差,ペース,出遅,位置取,不利,レース)と対応していて、そこに記入されている数値がそのまま算出式上で使われている。
>
>まずこの認識が正しいとの前提(前提1とします)での質問なのですが、
正しいです。
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>1、馬齢のハンデ戦の斤量補正について
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>pdfの斤量補正の説明で「ハンデ戦は一律 "-5" の斤量補正を行う」とあります。
>また馬齢のハンデの場合、ハンデ戦の斤量補正"-5"、さらに斤量53以下なら1kgにつき"-2"の補正とも有ります。
>
>全過去データを「2歳または3歳のハンデ(種別=11or12 and 重量=1)」の条件で調べると該当レースが6レース有ります。
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>前記の前提1のもと算出式を逆算すると、斤量補正値を算出できます。
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>斤量補正値=IDM-素点-ペース-(出遅+位置取+不利+レース)
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>この逆算式で検索該当した6レースの斤量補正値を算出するとpdfに記載されている「ハンデ戦は一律"-5"の補正」とは辻褄が合わないのですが、これは私の斤量補正に対する理解が間違っているのでしょうか?それとも私が考えている前提1がそもそも間違っているのでしょうか?
>
>該当レースはレースkey 「03991110」「09993609」「05004110」「09003609」「03012209」「09013309」です。
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一律「-5」はしていないと思います。これは確認します。
>2、pdfに記載されていない距離にたいする距離指数について
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>福島ダ1150m、東京ダ1300mの距離指数はいくつに設定されていますか?
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現在は、福島ダ1150m、東京ダ1300mともに、「1.2」にしています。
この距離指数ですが、「IDM計算式の見直し」の対象になっています。
>3、SECデータの項目、不利と前不利,中不利,後不利の関係について
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>SECデータを見ると先の算出式に「不利」の数値は使用されているようですが「前不利,中不利,後不利」は使われていないように思います。
>例えば「不利」=1,「前不利」=1であっても「不利」の部分の"1"だけが記憶要素としてプラスされ、「前不利」の部分の"1"はプラスされていないということです。
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>これは「不利」,「前不利」,「中不利」,「後不利」がそれぞれ別の要素ではなく、「不利」は他の3つを総括したもの、逆から見れば「前不利」,「中不利」,「後不利」は「不利」の部分集合であるという解釈で宜しいでしょうか?この解釈でよければ不利によるダメージの大きさをかなりイメージしやすくなります。
>
そのとおりです。「不利」=「前不利」+「中不利」+「後不利」となります。
3つにわけたのは、展開で使用している、「テン指数」、「上がり指数」を計算するためです。
>4、ペース指数とレースペース指数の関係、及びIDM算出要素としてのペースとの関係について
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>レースペース指数の基準は基準タイムのような基準値があるのは想像できるのですが、馬ごとに算出されているペース指数はどのような基準値を基準に算出されているのでしょうか?
>つまり、レースデータ全体を代表する平均値や最頻値などを基準に算出されているのでしょうか、それともそのレースのレースペース指数を基準(つまりペース指数はそのレースのレースペースに対する各馬のペースの相対)として算出されているのでしょうか?
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>このレース指数とレースペース指数と算出式上のペースの関係性がいまいち理解できないでいます。
>
ペース指数は、古馬500万クラスのレースペースを"0"として、各補正をした後、それとどれだけ差があるかです。
−10だと、「1秒遅いペース」となります。
また、先頭を走っている馬の「ペース指数」=そのレースの「レースP指数」となります。
IDM計算においてこのペースの調整が一番難しく、これも計算式の見直しの対象になっています。
といったところです。
ハンデに関しては確認してみます。しばらくお待ちください。
それでは、いろいろと分析がんばってください。
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